同じ3つの漢字が並ぶ文字を品字様(ひんじよう)と言うそうです。
「なぜ品字様と呼ぶのか?」疑問が湧いたのでインターネットで色々調べてみました。
どうやら人偏(にんべん)やウ冠(うかんむり)など部首と同じように「分類」するために用いられたようです。
日本最古の漢和辞典である「新撰字鏡」は、部首引きの漢字辞書であり、そこに「一百二品字様」と書かれていました。(ただし私が見たのは狩谷エキ斎(1775~1835)による写本画像新撰字鏡 (nara-wu.ac.jp)です。)
画像を辿ると「新撰字鏡總目」には、他にも、例えば「六十二竹」「六十三鳥」「六十四羽」と記載されており、これは、『ページ+「部首(竹、鳥、羽)」』の索引を意味することが分かりました。
3つの漢字が並ぶ代表格として「品」があり、それを部首のように「品字の様(形式)」ということで分類したと思われます。
漢字が3つ並ぶ「品字様」は他にもたくさんあります。
全国に散らばっているそんな看板を探しながら旅ができる日を心待ちにしているところです。
新型コロナの終焉を目指して。
genpopo